残雪の薬師岳へ|折立から1泊2日のテント泊登山
2025年6月19日〜20日、折立から薬師岳へ1泊2日のテント泊で登ってきました。
今回は富山県側の折立をスタートし、太郎平、薬師峠を経て薬師岳を往復するルートです。
6月の薬師岳にはまだ多くの雪が残っていましたが、新緑や高山植物、北アルプスの展望にも恵まれました。
残雪の季節ならではの景色と、実際に歩いたルートの様子をご紹介します。
今回のルート
1日目は折立から太郎平小屋まで登り、薬師峠のテント場で宿泊。
2日目に薬師岳を往復し、テントを撤収して折立まで下山する1泊2日の行程です。
折立へは有峰林道を利用します。
通行期間や時間、料金などは変更されることがあるため、登山前には最新情報を確認しておくことをおすすめします。

薬師岳登山のスタート地点となる折立
折立から太郎平へ
この日は午前9時前に折立を出発しました。
折立の標高は約1,350m。
まずは樹林帯の中を登っていきます。
6月とはいえ、この日はかなりの暑さ。
樹林帯は直射日光を避けられる一方で風が通りにくく、水分と塩分を補給しながら標高を上げていきました。

新緑の樹林帯を抜け、太郎平を目指します。
標高1,870m付近の三角点まで登ると周囲は低木になり、それまでの樹林帯から景色が大きく変わります。
これから向かう薬師岳や太郎平方面も見えるようになり、北アルプスらしい開放的な景色が広がってきました。

三角点付近まで登ると、薬師岳方面の展望が広がります。
標高を上げるにつれて、登山道の周辺では高山植物も目につくようになります。
このときは高山植物について調べながら歩くことも、山行の楽しみのひとつでした。

登山道の脇にはチングルマも咲いていました。
景色や花を楽しみながら歩き、折立から約5時間で太郎平小屋に到着しました。

折立から約5時間、太郎平小屋に到着。
薬師峠でテント泊
太郎平小屋でテント泊の受付を済ませ、この日の宿泊地となる薬師峠へ向かいます。
薬師峠のテント場には水場とトイレがあり、この日は平日ということもあってテントは自分を含めて4張ほど。
静かなテント場で、ゆっくり過ごすことができました。

この日は静かな薬師峠でテント泊。
翌日は深夜から動き出す予定でしたが、なかなか眠れなかったため予定を変更。
無理に当初の計画どおり動くことはせず、4時に起床して薬師岳を目指すことにしました。
残雪の薬師岳へ
薬師峠から先へ進むと、登山道には所々に多くの雪が残っていました。
残雪によって夏道が分かりにくくなっている場所もあります。
地形や周囲の状況を確認しながら、地形図、コンパス、高度計も使って現在地と進む方向を確認して歩きました。

薬師峠から先は、登山道にまだ多くの雪が残っていました。
雪の状態や地形を確認しながら標高を上げ、薬師岳山荘を通過。
そこからさらに稜線を登っていくと、いよいよ薬師岳山頂が近づいてきます。

稜線を登り、いよいよ薬師岳山頂へ。
この日は風も弱く、空は快晴。
薬師岳山頂からは北アルプスの山々が広がり、見渡す限り山という気持ちのいい景色を楽しむことができました。

快晴の薬師岳山頂に到着。
薬師岳山頂から折立へ
山頂からの景色を楽しんだあとは、薬師峠へ戻ります。
残雪の下りではアイゼンを使用しました。
雪がかなり緩んでいる場所もあり、雪の下に隠れたハイマツや岩への踏み抜きにも注意しながら下っていきます。
薬師峠に戻って食事を取り、テントを撤収。
再び太郎平を経由し、長い太郎坂を下って無事に折立へ戻りました。
今回の山行を振り返って
新緑の樹林帯から始まり、高山植物、太郎平の開放的な景色、薬師峠でのテント泊、そして残雪の先にある薬師岳山頂。
同じルートでも、季節によって山の表情は大きく変わります。
特にこの時期は残雪によって夏道が分かりにくくなる場所もあり、雪の状態や地形を確認しながら歩く必要がありました。
その一方で、残雪と新緑が同時に楽しめるのもこの季節ならでは。
天候にも恵まれ、薬師岳と太郎平周辺の魅力を改めて感じることのできた1泊2日の山行となりました。
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