剣山登山|リフトで山頂へ・次郎笈を望む晩秋の絶景
今回の剣山登山は、妻と愛犬2匹との四国車中泊旅の途中で訪れました。
剣山(つるぎさん)は徳島県にある標高1,955mの日本百名山。
見ノ越からリフトを利用すると標高約1,750mの西島駅まで上がることができ、そこから山頂までは比較的歩きやすい登山道が続きます。
今回の目的は剣山の山頂だけでなく、そこから眺める次郎笈(じろうぎゅう)の稜線。
11月上旬の山には紅葉がまだ残り、標高を上げると木々には霧氷も見られました。
リフトを使った短い山行でしたが、晩秋らしい四国の山を十分に楽しめた一日をご紹介します。
目次
四国旅行で剣山登山へ
今回の四国旅行では、日本百名山の「剣山」と「石鎚山」を登ることを楽しみにしていました。
妻と愛犬2匹との車中泊旅で、まず向かったのが徳島県の剣山です。
そして今回の剣山で、私自身の日本百名山は62座目となりました。

リフト乗り場の1階にはカフェもありました。
この日は晴れていましたが、ときどき冷たい風が吹く晩秋らしい天候。
それでも日差しがある場所では気持ちよく、登山には恵まれた一日となりました。
剣山はリフトを利用すれば歩く標高差をかなり抑えられるため、天候や体力などの条件が合えば、登山初心者でも比較的挑戦しやすい山だと思います。
ただし、標高は約2,000mあります。
リフトで簡単に標高を上げられるからこそ、街との気温差や風への備えは忘れないようにしたいところです。
見ノ越からリフトで西島駅へ
登山口となる見ノ越からは、剣山観光登山リフトを利用しました。
この日は朝9時から運行開始。
連休後の平日で紅葉のピークも過ぎていましたが、観光客や登山者の姿は多く、剣山の人気を感じます。

この日は9時から運行開始でした。
リフトの運行期間や営業時間は季節などによって変わるため、利用する場合は事前に最新情報を確認しておくことをおすすめします。

このときの大人往復料金は1,900円でした。
リフトに乗ると、見ノ越から西島駅までは約15分。
眼下には紅葉した斜面が広がります。
最盛期は少し過ぎていたものの、まだ山肌には十分に色が残っていて、歩き始める前から秋の景色を楽しむことができました。
西島駅から剣山登山スタート
西島駅に到着すると、すでに標高は約1,750m。
ここから剣山山頂を目指して歩き始めます。

※地図出典:国土地理院地図
※ルート表示:ヤマレコ(当日の軌跡)
登山道には道標が整備されています。
とはいえ分岐もあるため、「分かりやすいから大丈夫」と思い込まず、その都度地図や道標で進む方向を確認しながら歩きます。

西島駅からの景色も素晴らしい。

見ノ越から西島駅まではリフトで約15分。
西島駅から山頂への最短ルートに入り、階段などが整備された登山道を登っていきます。

リフトを降りた横から、山頂への最短ルートへ。
最初は樹林の中を歩きますが、標高を上げるにつれて少しずつ視界が開けてきました。
霧氷を眺めながら山頂へ
尾根に近づくにつれて、先ほどまでより冷たい風を感じるようになりました。
そして木々を見ると、枝にはうっすらと霧氷が残っています。

左は一ノ森、右は大剣神社。山頂へはまっすぐ進みます。

木々には霧氷。前日はかなり冷え込んだようです。
紅葉を眺めながらリフトに乗ってきたのに、少し標高を上げると今度は霧氷。
短い時間の中で秋と冬の両方を感じられるのも、この時期ならではでした。
さらに視界が開けてくると、剣山らしいなだらかな山頂部へ。
山頂付近には木道が整備され、開放感のある景色が広がっていました。
剣山山頂と次郎笈の展望
剣山山頂、標高1,955mに到着。
山頂部は広く、周囲には四国山地の山並みが広がっています。

山頂付近にある剣山本宮。
そして、今回特に見たかったのが山頂から望む次郎笈(じろうぎゅう)です。
剣山から次郎笈へ続く大きな稜線が目の前に伸び、その姿は標高2,000mに満たない山とは思えないほどのスケール感でした。
やはり山の魅力は、標高の数字だけでは語れません。

リフトを利用すれば、西島駅から山頂までは今回約50分でした。

剣山から望む次郎笈。この景色を見たかった。
天候にも恵まれ、遠くまで続く稜線をしっかり見ることができました。
また、山頂付近では高知県から来たお二人と話す機会があり、紅葉のことや高知で美味しいカツオを食べられる店を教えてもらいました。
こういう偶然の出会いがあるのも、登山や旅の面白いところです。
次郎笈方面から遊歩道で下山
今回は山頂からそのまま来た道を戻らず、次郎笈方面へ少し下ってから分岐に入り、遊歩道を通って西島駅へ戻るルートを選びました。

剣山と次郎笈の間にある分岐から遊歩道方面へ。
稜線上では冷たい風を受けましたが、遊歩道に入ると雰囲気が変わります。
森の中には落ち葉が積もり、静かな晩秋の登山道が続いていました。

登山道ではたくさんの氷柱も見つけました。

もう少し早い時期なら、紅葉のトンネルだったのかもしれません。
やがて西島駅へ戻り、再びリフトで見ノ越へ下ります。

西島駅へ戻ってきました。犬と一緒にリフトを利用する方の姿も。
帰りのリフトからは、日差しを受けて鮮やかに見える紅葉を間近に眺めることができました。
下山後は高知の塩カツオ
そして下山後は、山頂で出会った方に教えてもらった高知のカツオを食べることに。
特にすすめられたのが、塩で食べるカツオでした。

本当に塩で食べるカツオが美味しかった!
表面の香ばしさとカツオの旨味をシンプルな塩で味わう。
山頂で「塩で食べるカツオは別格」と聞いていましたが、実際に食べて納得しました。
山での出会いから、その土地の美味しいものにつながる。
これも今回の旅で印象に残った出来事です。
当日の剣山登山コース|2025年11月4日
今回の行程は次のとおりです。
9:30 西島駅より登山開始
9:40 刀掛ノ松
10:20 剣山山頂
11:40 大剣神社
12:00 西島駅到着・リフトで下山
リフトを利用したことで歩行時間は短めですが、山頂から次郎笈方面へ足を延ばし、遊歩道を通って戻ることで景色の変化も楽しめました。

下りのリフトから眺める紅葉。日差しを受けて鮮やかに見えました。
おすすめ記事|次は石鎚山へ
今回の四国旅行では、剣山に続いて日本百名山の石鎚山にも登りました。
剣山とは雰囲気が大きく異なり、成就社ルートから鎖場をすべて通過して天狗岳を目指しています。
剣山登山を終えて
今回の剣山登山で特に印象に残ったのは、山頂から次郎笈へ続く大きな稜線でした。
標高だけを見れば2,000mに届かない山ですが、実際にその場に立つと数字以上のスケールを感じます。
また、リフトを利用すれば西島駅から山頂までの標高差を抑えられるため、条件が良ければ登山初心者でも比較的挑戦しやすい山だと思います。
一方で、簡単に標高を上げられることと、山のリスクがなくなることは別です。
山頂付近は風の影響を受けやすく、今回のような晩秋には気温もかなり下がります。また、雨や霜、凍結などによって木道や登山道が滑りやすくなることも考えられます。
リフトの運行状況や天候、防寒装備などを確認したうえで、自分の体力や経験に合った計画で楽しみたい山です。
そして、登山口の見ノ越までは細く曲がりくねった山道が続きます。
今回は車中泊旅だったこともあり、登山だけでなく見ノ越までの移動、高知で食べたカツオ、山での出会いまで含めて四国らしさを楽しむことができました。
62座目となった剣山。
四国旅行の良いスタートになり、次に登る石鎚山がますます楽しみになった一日でした。

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