BLOG

ブログ

大晦日、近場の山へ冬山歩きと歩き納めに行ってきました。

今回は山頂を目指すことが目的ではなく、雪の中をのんびり歩くことが目的です。

午前7時30分と少し遅めに出発し、昼過ぎには下山する予定。距離や時間を詰め込みすぎず、その日の雪や天候を見ながら歩くことにしました。

誰にも会わない静かな冬の森。スノーシューで新雪を歩き、下山ではアイゼンとピッケルに切り替えながら、大晦日らしい穏やかな一日を楽しんできました。

スノーシューを装着して深雪の冬山を歩く登山者の足元

深雪の登りではスノーシューが活躍します。

大晦日の冬山で歩き納め

この日は午前7時30分に出発。

冬山としては少し遅めのスタートですが、今回は登頂を目的にしていないので、昼過ぎには下山できる範囲で歩くことにしました。

せっかくの歩き納めなので、距離や時間を詰め込むよりも、雪山そのものを楽しむ一日に。

そんな無理のない計画が、今回の自分にはちょうどいい山歩きでした。

雪の上に残るノウサギの足跡

雪面にはノウサギの足跡もありました。

新雪の中をスノーシューで歩く

この山は積雪期になると登山者がそれほど多くなく、雪が深く残っていることもあります。

この日もトレースが残っている場所がある一方、新雪が30cmほど積もっているところもありました。

登りではスノーシューを装着し、静かな冬の森の中を進んでいきます。

雪面にはノウサギの足跡。

そして、この日は下山するまで誰とも会いませんでした。

雪に音を吸われた登山道は驚くほど静かです。

この冬山ならではの静けさが、自分はとても好きです。

雪山で使用するスノーシューとストックを並べた登山装備

雪の斜面で装備を整えながら一息。

スノーシュー・アイゼン・ピッケルの使い分け

雪山では、そのときの雪や斜面に合わせて道具を使い分けることも大切です。

自分は体重もそこそこあるので、深い雪をツボ足で歩くとかなり沈みます。ワカンでは浮力が足りないと感じることもあるため、場所や雪の状態によってスノーシューもよく使います。

今回の登りでも、深雪ではスノーシューの浮力が役立ちました。

一方、この山はそこそこ斜度があります。

下山ではスノーシューよりもアイゼンの方が安心して歩けると判断し、ピッケルと合わせて装備を変更しました。

冬山でアイゼンとピッケルを装着した登山者の足元

道具の使い分けも大事です。

「雪山ではこの道具を使う」と決めてしまうのではなく、雪質や斜面、そのときの状況を見ながら適した装備を選ぶ。

こうした使い分けも、安全に冬山を歩くためには大切だと思います。

冬山で難しいレイヤリング

そして、冬山では装備だけでなくレイヤリングも重要です。

寒すぎても困りますが、行動中に着込みすぎて汗をかくのも避けたいところ。

この日は雪が降っていたためジャケットを着て行動しましたが、自分の場合は発汗量も多く、ウェアの透湿が追いつかず少し汗をかいてしまいました。

ベンチレーションを開けても、登りで発生する熱をすべて逃がすのはなかなか難しいものです。

冬山では汗で濡れたウェアが休憩時や行動停止時の冷えにつながるため、歩くペースも含めてこまめに調整する必要があります。

自分自身、まだまだ試行錯誤しているところです。

自分のトレースを辿って下山

雪山の登山道に残る登山者のトレース

自分のトレースを辿り戻ります。

帰りは、登ってきた自分のトレースを辿って下山します。

山頂に立つことだけが登山の楽しみではありません。

特に冬は、雪の感触や森の静けさ、動物の足跡など、歩いている時間そのものを楽しめるのも魅力だと思います。

今回は登頂を目的にしなかったからこそ、時間に追われることもなく、のんびりと冬山を楽しむことができました。

11月末に訪れた立山バックカントリーの記事も、あわせてご覧ください。

室堂でのシーズン初滑りや、当日の積雪・風の影響、ビーコンサーチと掘り出し訓練について紹介しています。

画像をタップすると記事が開きます。

おわりに|静かな冬山で一年の歩き納め

今年も無事に山を歩けたことに感謝しながらの、大晦日の歩き納め。

山頂には立ちませんでしたが、スノーシューで新雪を歩き、静かな森の中で過ごした時間は十分に満足できるものでした。

登頂や距離だけを目標にするのではなく、その日のコンディションや目的に合わせて山を楽しむ。

そんな山歩きもいいものです。

来年も無理をせず、安全第一で山を楽しんでいきたいと思います。

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。