園児たちと富士山・宝永山へ|みんなで挑戦した2日間
今シーズン最初のガイドは、園児の皆さんと歩く富士山・宝永山でした。
今回の予定は1泊2日。
1日目は富士宮口五合目から六合目の山小屋へ向かい、富士山の標高に身体を慣らしながら宝永第一火口まで歩きます。
そして2日目は、いよいよ宝永山の山頂へ。
子どもたちにとって決して楽ではない登山でしたが、最後には全員で山頂に立つことができました。
富士山・宝永山へ
宝永山は富士山の南東側に位置し、富士宮口五合目から宝永火口を経由して目指すことができます。

右側に見えるピークが、今回目指す宝永山です。
山頂までの標高差だけを見ると、それほど大変そうには感じないかもしれません。
しかし、宝永第一火口へ一度下ってから登り返すうえ、火山特有の砂礫の斜面では足を踏み込んでも滑りやすく、思うように前へ進めない場所があります。
大人でも体力を使うルートを、今回は園児の皆さんと一緒に歩きます。
1日目は宝永第一火口まで
初日は富士宮口五合目から樹林帯を歩き、六合目の山小屋へ向かいました。
この日は天候にも恵まれ、六合目からはきれいな雲海を見ることができました。

六合目からは、きれいな雲海が広がっていました。
山小屋に荷物を置いて身軽になったところで、翌日の登山に向けて宝永第一火口まで歩きます。
火口ではおやつを食べてひと休み。
その後は山小屋へ戻り、翌日の宝永山登山に備えました。
みんなで決めた「山頂まで行く」
2日目、いよいよ宝永山山頂を目指します。
子どもたちは、この日のために事前に山歩きをして練習してきたとのこと。
前日に宝永第一火口まで歩いていたこともあり、火口までは順調に進みました。

2日目はいよいよ宝永山へ。みんなで山頂を目指します。
しかし、火口の最下部から先は山頂まで長い登りが続きます。
砂礫の斜面は足元が滑りやすく、なかなか前へ進みません。
疲れて歩くのがつらくなった子や、涙を浮かべながら歩く子もいました。
そこで先生が、一人ひとりに「この先どうしたいか」を確認しました。

山頂を目指すか、一人ひとりが自分で決める時間となりました。
そして、みんなが選んだのは「山頂まで行く」ことでした。
ここからの子どもたちの姿が、とても印象に残っています。
自分たちで行くと決めてからは、それまで聞こえていた弱音がほとんど聞こえなくなりました。
もちろん、つらそうな子もいます。
それでも一歩ずつ、自分の足で山頂へ向かって歩き続けました。
全員で宝永山山頂へ
そして最後は、全員で宝永山の山頂に到着。

みんなで宝永山山頂に到着。最後まで本当によく頑張りました。
途中で転ぶことはありましたが、大きな怪我や体調不良もなく、みんなで山頂まで登ることができました。
小さな身体で最後まで歩き切った姿を見ていると、自分もガイドとして胸が熱くなりました。
園児たちとの登山を終えて
今回特に印象に残ったのは、全員が山頂に立ったことだけではありません。
つらくなったときに先生から問いかけられ、自分たちで「山頂まで行く」と決め、その後も歩き続けたことでした。
登頂することだけが登山のすべてではありません。
状況によっては、引き返すことも大切な判断です。
今回は天候や体調などを確認しながら進み、全員で宝永山の山頂に立つことができました。
いつかもう少し大きくなった子どもたちが、今度は家族と一緒に富士山を訪れてくれたら嬉しいですね。
園児の皆さんと歩きながら、改めて登山ガイドという仕事の楽しさを感じた2日間となりました。
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