富士山に登った有名人|登山ガイドとしてご一緒した富士登山の記録
これまで富士山登山ガイドとして、多くの方をご案内してきました。
初めて富士山に挑戦する方、ご家族やご友人との登山、旅行会社のツアーなど、ご案内する方や登山の目的はさまざまです。
その中には、テレビやYouTubeなどの撮影で、芸能人やYouTuberの方をご案内する機会もありました。
今回は、これまで私が富士山で実際にご一緒した方々との登山を、当時の写真とともに振り返ってみたいと思います。
有名人だからといって、富士山の標高や天候、高山病などの条件が変わるわけではありません。
誰をご案内するときでも、安全に山を楽しんでいただき、無事に下山することを最優先にする。
撮影を伴う登山も含め、これは私がガイドとして変わらず大切にしていることです。
江頭2:50さん|2度の富士登山
お笑い芸人の江頭2:50さんとは、これまでに2回、富士山をご一緒させていただきました。
最初の富士登山は吉田ルート。

最初の富士登山は吉田ルートから。
しかし、このときは天候が悪化し、途中で登山を中止する判断をしました。
撮影を伴う登山では、多くのスタッフが関わり、スケジュールも決まっています。
当然、できることなら予定していた場所までご案内したいという気持ちはあります。
それでも、山では予定よりも安全を優先しなければならない場面があります。
結果としてこの日は登頂できませんでしたが、ガイドとして必要な判断だったと思っています。
そして迎えた2度目の挑戦。
今度は富士宮ルートから山頂を目指し、無事に登頂。富士山最高峰の剣ヶ峰まで歩くことができました。

2度目の挑戦では富士宮ルートから登頂し、剣ヶ峰へ。
江頭さんは、テレビやYouTubeで見せている姿と同じように、登山でも最後まで全力でした。
特に印象に残っているのが、登山中に声をかけてくる方への対応です。
決して楽ではない富士登山の途中でも、一人ひとりに丁寧に向き合っている姿を間近で見て、自分自身も人と接する仕事をする立場として、とても勉強になったことを覚えています。
一度目に登頂できなかったからこそ、2度目に無事に剣ヶ峰まで到達できたときの喜びも大きなものでした。
某アイドルグループ|テレビ撮影での富士登山
テレビ番組の企画では、某アイドルグループのメンバー5名とスタッフの皆さんをご案内したこともあります。
登山経験や体力は一人ひとり違います。
撮影を進めながらの登山でもあるため、通常の登山とは違った時間の使い方や調整が必要になる場面もあります。

富士山頂で登頂後の撮影。
それでも、富士山を一歩ずつ登っていくこと自体は通常の登山と変わりません。
メンバー同士で声を掛け合いながら標高を上げ、山頂を目指していく姿が印象に残っています。
テレビで放送されるのは登山全体の一部分ですが、その裏側には長い登りや休憩、体調を確認しながら進む時間があります。
そうした過程をすぐ近くで見ながら、無事に山頂までご案内できたことは、自分にとっても貴重な経験となりました。
※番組・関係者への配慮から、この記事では番組名等の詳細な記載は控えています。
レイクレ・タカシさん|YouTube撮影で富士山へ
人気YouTuberグループ「Lazy Lie Crazy(レイクレ)」のタカシさんとも、YouTube撮影を兼ねた富士登山をご一緒しました。

この日は素晴らしいご来光にも恵まれました。
普段の動画では明るい姿が印象的なタカシさんですが、標高が上がるにつれて登山に集中する真剣な表情へと変わっていったことを覚えています。
富士山は標高3,776m。
カメラが回っていても、高所で長時間歩く大変さは変わりません。
一歩ずつ山頂を目指し、この日は天候にも恵まれて、素晴らしいご来光を見ることができました。
撮影という目的だけではなく、一人の登山者として富士山に向き合っている姿が印象に残った山行でした。
撮影でも変わらないガイドとしての判断
テレビやYouTubeの撮影を伴う登山では、通常の登山とは違う事情があります。
撮影したい場所や時間、スタッフの人数、機材など、考えなければならないことも増えます。
それでも、山の中で最優先するものは変わりません。
天候や体調などから危険だと判断すれば、予定を変更することもあります。
江頭2:50さんとの最初の富士登山で登頂を中止したのも、その一例でした。
せっかく富士山まで来たのだから山頂まで行きたい。
その気持ちは、一般のお客様でも撮影のお仕事でも同じだと思います。
だからこそ、中止や予定変更が必要なときには、ただ「行けません」と伝えるのではなく、現在の状況やその理由をできるだけ分かりやすく説明することを大切にしています。
山頂に立つことだけが富士登山のすべてではありません。
その日の条件の中で何ができるのかを考え、最後まで無事に下山する。
これは、これまで富士山をご案内してきた中で変わらず大切にしていることです。
富士山での出会いを振り返って
富士山では、これまで本当にさまざまな方と一緒に歩いてきました。
今回ご紹介した方々はテレビやYouTubeなどで多くの人に知られていますが、実際に富士山を登るときは、一人の登山者として自分の足で山頂を目指します。
標高の高さも、寒さも、風も、高山病の可能性も、誰にとっても同じです。
そして、その中で一歩ずつ山頂を目指す姿をすぐそばで見ることができるのは、登山ガイドという仕事ならではの経験だと思っています。
もちろん、毎回すべてが予定どおりになるわけではありません。
登頂できる日もあれば、天候や体調によって途中で引き返す日もあります。
誰をご案内するときでも、その方にとっての富士登山に寄り添いながら、最後まで安全に無事に下山する。
これからもその姿勢を大切に、一人ひとりのお客様と富士山を歩いていきたいと思います。
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初めて富士山に挑戦する方、お一人での登山、ご家族やご友人との登山など、登山経験や体力、ご希望に合わせてご相談いただけます。
「自分でも登れるだろうか」「高山病が心配」「ご来光やお鉢めぐりもしてみたい」など、まずはご希望をお聞かせください。


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